雑想 「餅つきSEED」

　もういくつ寝ると、お正月です。

　その準備に、ほんのちょこっとだけ追われています。というより、年を明けるためのイベントにかたっぱしから首を突っ込んでみたい今日この頃な私です。

　てなわけで、今日は友人を連れて古くから知り合いの方のご家族の餅つきに参加させていただきました。

　あれって、見てると結構難しそうに見えるじゃないですか。こねる人とつく人のタイミングとか。

　でも実際やってみるとそうでもない。すぐに疲れちゃうかと思ってたのに意外と頑張れたし。

 

　まあ、調子にのって５うすも６うすもついてたらさすがに腕が上がらなくなりましたが。

 

 

　ところで話は変わりますが、その餅つきの場に私が赤ちゃんの頃から知ってる女の子が来てまして。

　聞けばもう１８歳だっていうじゃないですか、立派に成長したな～なんて感慨深く眺めていたら。
　

　ふと、親戚のおじさんらしき人（推定３０後半）との会話が耳に入りました。

 

　「……だからな、キラがな」とか「ザフト……オーブ……」とか、なんだか耳慣れた単語がちらほらと。

　そして「バルドフェルトかわいそう」　という言葉におじさんは「ああ、『砂漠の虎』か」と、当然の知識のように返していたり。

　まあまあそこまではいいとしても、しまいには作画の人や脚本の方の名前が飛び出したりしちゃっていよいよな本物っぷりを披露する始末。私はツッコむまい、参加するまいと己の足を踏みつけながら耐えていたのですが、さすがに「今な、毎月ニュータイプとアニメージュだけは買ってんねん」の決め技に、見事吹いてしまいました。

 

 

 

　かくして、かつての清廉な少女は立派なアニオタと化していた事実を受け止めつつ、暮れゆく年を見つめているケンタロウなのでした。